転職エージェント徹底比較

理学療法士の年収を比較|病院と訪問リハどっちが稼げる?#40

こんにちは、こじろーです。

前回は、こんな記事を書きました。

退職後の復帰ってなんか勇気がいりますよね~。

で、今回の記事は・・・

「病院で働いてるけど、訪問リハに転職したら給料って上がるの?」

「同期が訪問に行ったら年収上がったって言ってたけど、ほんとに?」

「病院と訪問って、結局どっちが稼げるの?」

こんな疑問を感じている療法士の皆さんはいませんか?

僕は転職する前にこんな悩みを持っていました。

この記事は、

今の病院の給料に不満があって、転職を考えている理学療法士

訪問リハに興味はあるけど、実際の年収事情がよくわからない人

「PTってどこでも給料同じでしょ」と思ってあきらめかけている人

そんな方に向けて書いています。

結論から言うと、病院と訪問リハでは、年収に100万円以上の差が出ることがあります。

私自身、急性期病院から訪問リハに転職して、年収が370万円から470万円に上がった経験があります。

「PTって、どこに行っても給料同じ」そう思っていた私が、なぜ年収100万円アップできたのか。病院と訪問リハの年収をデータと実体験の両面から比較しながら、しっかり解説していきます。

この記事を書いているこじろーは?
  • 理学療法士歴 10年
  • 現在は病院勤務(病院→介護施設→訪問看護ステーション)
  • 学生時代、実習で一度落とされた経験あり
  • その後、再実習・追加課題を乗り越えてなんとか国家試験に合格
  • 就職後も「向いてないかも」と感じる時期を何度も経験
  • 自分と同じような悩みを持つ後輩・学生からの相談に、これまで数十件以上対応してきた
  • そういった経験をもとに、PTのリアルな現場・キャリアの話を発信するブログを運営中

\こんな記事書いてます/

では始めていきましょう!

目次

まず前提として:理学療法士の平均年収はいくら?

比較の前に、PTの平均年収をおさえておきましょう。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士・作業療法士の平均年収は約430〜440万円とされています。

ただし、これはあくまで「平均」です。

実際には、

施設の種類(病院・クリニック・訪問・老健など)

勤務地(都市部か地方か)

勤務形態(常勤か非常勤か)

経験年数

これらによって、同じ「理学療法士」でも年収が100〜150万円変わることは珍しくありません。

つまり、「PTの給料はどこも一緒」というのは思い込みで、職場の選び方次第で年収はかなり変わるんです。

病院勤務の年収事情

急性期病院の年収

急性期病院は、PTの求人の中でもっとも数が多い職場です。

平均年収の目安:350〜430万円

特徴としては、

基本給+夜勤手当・残業代で収入が決まるケースが多い

夜勤がある病院では手当がつくぶん、年収が上がりやすい

ただし残業が多く、時給換算すると割が合わないことも

新卒〜3年目の頃は、急性期病院でスキルを積みながら320〜360万円スタートという人が多いです。

経験を積んで主任クラスになれば400万円台に届くこともありますが、管理職にならないと給与の天井が見えやすいのが正直なところです。

回復期・慢性期病院の年収

回復期リハビリ病院や療養型病院も、PTの主要な職場のひとつです。

平均年収の目安:340〜410万円

急性期と比べると、

  • 夜勤が少ない(またはない)ぶん、手当は少なめ
  • 残業も比較的少なく、ワークライフバランスは整いやすい
  • ただし、給与の伸びは緩やか

「給料よりも働きやすさ重視」という方には向いている環境ですが、年収アップを狙うには転職か昇進が必要になってきます。

病院勤務の正直なところ

病院勤務は、安定感はあります。社会保険もしっかりしていて、福利厚生も整っている職場が多い。

でも、給与の上がり幅が小さく、キャリアを積んでも年収が頭打ちになりやすいというのが正直な課題です。

私が急性期病院にいた頃、1年目で年収330万円でした。「このまま5年いたら、いくらになるんだろう」と計算してみたことがあります。

先輩に聞いたら、5年目で370万円くらいだと教えてもらいました。

5年で40万円。月にすると3万円ちょっと。

そのとき、「これ、転職したほうが早くない?」と思ったのが、私の転職を考えるきっかけのひとつでした。

訪問リハビリの年収事情

訪問リハビリの年収はなぜ高くなりやすいのか

訪問リハビリの年収が高くなりやすい理由、知っていますか?

大きな理由は「訪問件数が収益に直結する」という仕組みにあります。

病院は、患者数が増えても一定以上はリハビリの単位数に上限があります。

一方、訪問リハビリは「1件訪問 → 1件の収益」という比較的シンプルな構造です。

そのため、事業所の経営が安定していれば、そのぶんをスタッフの給与に還元しやすい。

結果として、訪問リハビリは病院よりも年収が高くなるケースが多いのです。

訪問リハビリの平均年収の目安:400〜500万円

もちろん事業所によりますが、経験3〜5年のPTで420〜480万円というのはめずらしくありません。

訪問リハビリの年収の仕組みをもう少し詳しく

訪問リハビリの給与体系には、大きく2つのタイプがあります。

① 固定給タイプ

月の訪問件数に関係なく、毎月固定の給与をもらう形。安定している反面、頑張っても給与に反映されにくい。

② 訪問件数インセンティブ付きタイプ

基本給+訪問件数に応じたインセンティブがもらえる形。自分の頑張りが収入に直結するので、意欲があるPTにとってはモチベーションになりやすい。

訪問系の求人を見るときは、この「給与体系がどちらか」を必ず確認することをおすすめします。

インセンティブありの事業所で、月80件前後の訪問をこなすPTは、年収500万円を超えるケースも出てきます。

訪問リハビリのリアルな条件

給与だけでなく、働き方の条件も見てみましょう。

病院(急性期)訪問リハビリ
平均年収350〜430万円400〜500万円
残業月20〜50時間月5〜15時間
休日シフト制(土日出勤あり)完全週休2日(土日)が多い
夜勤あり(急性期)基本なし
昇給のしやすさ緩やかインセンティブ次第で上がりやすい

給与だけでなく、残業の少なさや土日休みが確保されやすいという点でも、訪問リハビリは働きやすい環境であることが多いです。

私が訪問リハに転職して変わったこと

実際に私が転職したときの変化を、数字でお伝えします。

転職前(急性期病院)転職後(訪問リハ)
年収370万円470万円
残業月30〜40時間月5時間以下
休日週休2日(シフト)完全週休2日(土日)

年収は100万円アップ。残業はほぼゼロ。土日は確実に休める。

転職前は「PTってどこ行っても同じ」と思っていたので、正直自分でも驚きました。

ただ、ひとつお伝えしたいことがあります。

私が変わったのは、「とりあえず転職先を探した」からじゃありません。

転職エージェントの担当者と話すなかで、

自分の「譲れない条件」を3つに絞ったこと

自分のスキルが活きる職場を選んだこと

面接での話し方を整理したこと

この3つを丁寧にやったからこそ、結果的に3社から内定をもらって、自分に合った事業所を選べたんだと思っています。

訪問リハに向いているPT・向いていないPT

「訪問リハビリって自分に向いてるの?」という疑問も大事なポイントです。

訪問リハに向いているPT

  • 患者さんとの長期的な関係構築が好き
  • 1対1でじっくり関わる仕事がしたい
  • 運動器疾患や生活期のリハビリ経験がある
  • 年収アップとワークライフバランスを両立したい

訪問リハに向いていないかもしれないPT

  • 急性期ならではのスピード感が好き
  • 多職種チームの連携の中で動くのが得意
  • 1人で外回りするより、組織の中で働きたい

もちろん「向いてるかどうか」は、実際に話を聞いてみないとわからないことも多いです。エージェントに「自分には訪問とクリニックどっちが合いそうか」と聞いてみると、思いがけない気づきがあることもあります。

まとめ:病院vs訪問、どっちが稼げる?

最後に整理します。

給与だけで見れば、訪問リハビリのほうが稼ぎやすいケースが多いです。

ただし、「訪問なら必ず高い」わけではありません。事業所の規模・給与体系・エリアによって大きく変わります。

重要なのは、

求人票の数字だけで判断しない

給与体系(固定か、インセンティブありか)を確認する

自分の強みが活かせる職場を選ぶ

この3点です。

「給料を上げたい」という気持ちは、まったく恥ずかしいことじゃありません。それはキャリアを真剣に考えている証拠です。

1人で求人を眺めるだけじゃ、なかなか答えは出ません。私もそうでした。

「ちょっと話を聞いてみよう」くらいの気持ちで、転職エージェントに登録してみるのが、一番の近道だと思います。

以上、こじろーのお話でした!

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この記事を書いた人

筆者:こじろー

・現役の理学療法士
・理学療法士の「働き方・転職・キャリア」の情報を発信中

・新人〜若手の頃は
 人間関係のストレス
 終わらないサービス残業
 上がらない給料に悩む

・「このまま続けて大丈夫?」と本気で将来を考えた経験あり

・その経験から
 理学療法士のキャリア
 転職で年収を上げる方法
 人間関係で消耗しない働き方
 などを実体験ベースで発信

・同じ理学療法士として
 「今の職場がつらい」
 「将来が不安」
 そんなPTの役に立つ情報を届けています

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