こんにちは!こじろーです。
もし今、
実習がつらくて、毎日ぐったりしている
バイザーに何度も同じことを指摘されて、自信をなくしている
「自分って理学療法士に向いてないんじゃないか」と本気で思い始めている
そんな状態に心当たりがあるなら、絶対に伝えたいことがあります。
それは、あなたがダメなわけでも、向いていないわけでもないということです。
- 理学療法士歴 10年
- 現在は病院勤務
- 学生時代、実習で一度落とされた経験あり
- その後、再実習・追加課題を乗り越えてなんとか国家試験に合格
- 就職後も「向いてないかも」と感じる時期を何度も経験
- 自分と同じような悩みを持つ後輩・学生からの相談に、これまで数十件以上対応してきた
- そういった経験をもとに、PTのリアルな現場・キャリアの話を発信するブログを運営中
ほとんどの場合、「実習がしんどい」という状態は、あなたの能力の問題ではなく、実習という特殊な環境そのものがしんどいのです。
実習がしんどい理由は「あなた」じゃない

まず大前提として確認したいことがあります。
理学療法士の実習は、客観的に見ても「かなりハードな環境」です。
慣れない病院・施設で、知らない患者さんと向き合い、バイザーに常に見られながら、毎日レポートを書いて、睡眠時間も削られる。
これを「つらくない」と感じる人間がいたら、むしろその方が不思議です。
「しんどい」と感じているのは、あなたの心が弱いからではなく、それだけ真剣に取り組んでいる証拠でもあります。
「向いてない」と感じる瞬間、3つのパターン

実習中に「向いてないかも」と感じるとき、よく見ると大体3つのパターンに分かれます。
パターン① バイザーにうまく対応できない
「なんでこんなこともできないの」 「もっとちゃんと考えてから来て」
こういった言葉を繰り返し受けると、だんだん「自分がおかしいんだ」という気持ちになってきます。
でも、ちょっと待ってください。
バイザーの指導スタイルは人それぞれです。相性が合わない場合も当然あります。
ある先生は「考えてから来い」と言い、別の先生は「何でもすぐ聞いて」と言う。どちらが正しいかではなく、バイザーによって求めるものが違うだけです。
あなたがうまくいかないのは「理学療法士に向いていないから」ではなく、「今の環境との相性が悪いだけ」という可能性が高いです。
パターン② 知識が追いつかないと感じる
「なぜこの患者さんにはこのアプローチをするのか」
実習中は、学校で習ったことをリアルタイムで応用しなければならない場面が続きます。
頭では理解しているつもりでも、いざ目の前に患者さんがいると、考えがまとまらない。
これは当然です。
実習は「知識を使いこなす練習の場」であって「知識が完成している人が行く場所」ではないのです。
できないことがあるのは、実習生として当たり前の状態です。完成された学生を求めているバイザーがいたとしたら、それは少し期待値がズレています。
パターン③ 患者さんとのコミュニケーションが怖くなる
「何を話せばいいかわからない」 「また変なことを言ってしまうかも」
患者さんへの接し方がわからなくなり、コミュニケーション自体が怖くなってくる学生はとても多いです。
でも考えてみてください。
患者さんと自然にコミュニケーションが取れるようになるのは、何年もかけて積み上げていくスキルです。
実習中にそれが完成している必要はまったくありません。今はまだ「コミュニケーションの練習をしている段階」で十分です。
「向いてない」と「向いてるかまだわからない」は全然違う

ここが一番大事なポイントです。
実習中に「向いてないかも」と感じたとき、多くの学生は無意識に「向いてない=やめた方がいい」という結論に飛びつこうとします。
でも、本当にそうでしょうか。
実習がつらいということは、
理学療法士としての現場を、まだほとんど経験していない
臨床のスキルを、まだほとんど積んでいない
自分の得意なやり方を、まだ全然見つけていない
この状態です。
スタートラインにも立っていない段階で「向いてない」と判断するのは、料理を一度も作ったことがない人が「自分は料理人に向いてない」と言っているのと同じです。
向いているかどうかは、もう少し先にならないとわかりません。
今わかるのは「実習がしんどい」という事実だけで、それは「向いてない証拠」ではありません。
しんどい実習を乗り越えるための考え方

では、実際にどう乗り越えるか。
精神論ではなく、考え方の軸を3つ紹介します。
①「完璧にやろう」をいったん手放す
実習中は「ちゃんとしなきゃ」という意識が強くなりがちです。
でも完璧を目指せば目指すほど、できていない自分が目につき、しんどさが増します。
大事なのは「完璧にやること」ではなく、**「昨日よりちょっとだけできることが増えること」**です。
1日の終わりに「今日できたこと」を1つだけ見つける。それだけで、気持ちがだいぶ違います。
②「バイザーの言葉」と「自分の評価」を切り離す
バイザーに厳しいことを言われると、そのままそれが「自分への評価」になってしまいがちです。
でも、バイザーが言っているのは「今この場面でのフィードバック」であって、「あなたという人間全体への評価」ではありません。
「今日はこれができていなかった」という事実と、「自分はダメだ」という感情は、別の話です。
きつい言葉を受けたときは、感情と事実を切り離す。これだけで消耗度がかなり変わります。
③「しんどい」を誰かに言葉にする
1人で抱え込むと、頭の中で悩みがどんどん大きくなります。
同期の学生でも、家族でも、学校の教員でもいいです。
「実習がしんどい」「こんなことがあった」と言葉にするだけで、気持ちが整理されます。
誰かに話すことは、弱さではありません。しんどい状況を正直に扱っている、まともな判断です。
それでも「やめたい」と思ったときは

ここまで読んでも、それでも「もう限界かもしれない」という気持ちが消えないなら、一度立ち止まって考えてほしいことがあります。
「今が嫌なのか、将来も嫌なのか」
実習がしんどいのは「今この環境が合っていない」だけかもしれません。
それは、理学療法士という職業全体が合っていないこととは、まったく別の話です。
私自身、実習中に「自分は向いていないんじゃないか」と何度も思いました。でも実際に現場に出てみると、実習のしんどさと、仕事のしんどさはまったく種類が違うものでした。
だから、「実習がしんどい=理学療法士をやめる理由」にはならないと、経験上思っています。
もし本当に限界なら、それはそれで大切なサインです。でも今この瞬間に、全てを決めなくていいです。
まとめ

実習がしんどいあなたへ、改めて伝えます。
- しんどいのはあなたが弱いからではない
- 「向いてない」と「まだわからない」は全然違う
- 完璧にやろうとしなくていい
- バイザーの言葉と自分の評価は切り離す
- 1人で抱え込まず、誰かに言葉にする
実習は通過点です。そして、この時期に悩んでいる人ほど、後になって「あの経験があったから今がある」と言える人になっていきます。
今は、1日1日を乗り越えることだけ考えてください。
以上、こじろーから実習生に伝えたい事でした!












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