こんにちは、こじろーです。
突然ですが、こんなこと思ったことありませんか?
「訪問リハビリって、実際どんな1日を過ごしてるの?」
病院勤務のPTと比べると、なんとなく「自由そう」「大変そう」というイメージはあるけど、具体的にどんなスケジュールで動いているのかって、意外と知られていないんですよね。
私は以前、訪問リハビリの理学療法士として働いていました。最初は本当に右も左もわからなくて。
「訪問リハビリに転職したいけど、実際の働き方がイメージできない」
「移動・記録・調整など、リハ以外の業務がどのくらいあるのか不安」
「訪問リハビリで本当に”ちゃんとしたリハビリ”ができるのか心配」
こんな疑問を抱えながらスタートした記憶があります。笑
というわけで今回は、訪問リハビリPTのリアルな1日のスケジュールを、
体験談を交えながらがっつり公開しちゃいます!
これから訪問に転職を考えている方も、訪問リハビリに興味がある方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
きっと「なるほど、そういう感じか!」とイメージが掴めるはずです。
病院・クリニック勤務のPTで、訪問リハビリへの転職を検討している方
訪問看護ステーションや訪問リハビリ事業所への就職を考えている療法士の卵
訪問リハビリってどんな仕事?と純粋に興味がある医療・介護関係者
こんな人に向けて情報発信しています。
- 理学療法士歴 10年
- 現在は病院勤務(病院→介護施設→訪問看護ステーション)
- 学生時代、実習で一度落とされた経験あり
- その後、再実習・追加課題を乗り越えてなんとか国家試験に合格
- 就職後も「向いてないかも」と感じる時期を何度も経験
- 自分と同じような悩みを持つ後輩・学生からの相談に、これまで数十件以上対応してきた
- そういった経験をもとに、PTのリアルな現場・キャリアの話を発信するブログを運営中
\こんな記事書いてます/

訪問リハビリPT、朝のスタートはこう始まる

では、実際の1日を追っていきましょう。
私が働いていたのは訪問看護ステーション併設の訪問リハビリ事業所です。スタッフはPT・OT合わせて8名ほど。1日に担当するのは平均6〜7件です。
▼ 8:30 出勤・朝のミーティング
まず出勤したら、その日の訪問スケジュールの最終確認から始まります。
「今日は午前3件、午後4件ね」という感じで頭の中でルートを整理します。訪問順は前日のうちにだいたい決めておくのですが、朝になって「今日は体調が悪い」とキャンセル連絡が入ることも珍しくありません。そのたびに予定を組み直す柔軟さが必要です。
ミーティングでは看護師さんと情報共有することも多いです。「昨日訪問したらAさん、ちょっとむくみがひどかったですよ」みたいな情報が、リハビリの内容に直結することがあります。チームで動いているな、と感じる瞬間のひとつです。
▼ 9:00 1件目の訪問へ出発
移動は基本的に自転車です(事業所によって異なります)。私の担当エリアは自転車で回れる範囲がメインなので、天気が良い日は気持ちよく出発できます。雨の日はカッパを着て気合いで行きます。笑

午前の訪問 実際の中身を公開します(一例です)

▼ 9:20〜10:00 1件目:Aさん(80代女性・大腿骨骨折後)
Aさんは半年前に転倒して大腿骨を骨折、手術後に退院されたご利用者です。
目標は「自宅内を安全に歩けること」「ひとりでトイレに行けること」。
リハビリの内容はこんな感じです。
バランストレーニング(片足立ちなど)
筋力強化(大腿四頭筋・臀筋)
歩行練習(廊下・居間での歩行、方向転換)
環境調整の確認(手すりの高さが合っているか、など)
40分間のリハビリの中で、ただ運動するだけでなく「今日はどうですか?昨日は歩けましたか?」という会話から始めることが多いです。生活の中でどう使えているかを聞くことが、次のリハビリに直結するんですよね。
この日のAさんは「昨日、一人でトイレ行けたよ!」と嬉しそうに話してくれました。これがあるから訪問リハビリは楽しいんです。
▼ 10:20〜11:00 2件目:Bさん(70代男性・脳梗塞後)
Bさんは脳梗塞の後遺症で左半身に麻痺がある方。退院後2年が経過していますが、まだ機能改善の余地があります。
今の目標は「屋外歩行の距離を伸ばすこと」。
この日は天気も良かったので、一緒に近所を歩くことにしました。玄関を出て、段差を越えて、坂道を歩いて、信号を渡って。病院の廊下では練習できないことが、ここでは全部できるんです。
Bさんは歩きながら「昔はここでよくタバコ屋に寄ったんだよ」と話してくれました。その一言で、この道を歩けることがBさんにとってどれだけ意味があるか、改めて実感しました。
▼ 11:20〜12:00 3件目:Cさん(90代女性・廃用症候群)
3件目はCさん。ほとんどベッドで過ごす生活が続いてしまい、廃用症候群が進んでしまった方です。
このケースでは「リハビリ」というより「生活を取り戻すための働きかけ」がメインになります。
- 離床促進(ベッドから座位・立位へ)
- 自分でできることを奪わない関わり方
- 介護者(娘さん)への介助指導
正直、数字として「良くなった」とわかりにくいケースもあります。でもCさんが「今日は座れた」「なんか気分がよかった」と言ってくれる。それだけで十分だと思えるようになりました。
お昼休み〜午後の流れ
▼ 12:15〜13:15 昼休み
3件終えてステーションに戻り、お昼ご飯を食べます。
この時間に記録を少し書いたり、午後の訪問先への電話確認をしたりすることもあります。
「お昼ちゃんと休めるの?」とよく聞かれますが、私の事業所はわりとちゃんと取れています。もちろん事業所によって違うので、転職の際には確認しておいたほうがいいポイントです。
▼ 13:30〜17:30 午後の訪問(4件)
午後も同じように訪問を続けます。
午後に入ると少し眠くなるのが正直なところですが笑、利用者さんのお宅に着いたら自然とスイッチが入ります。
午後に特徴的なのは、家族と話せる機会が増えること。日中仕事をしている家族も、午後遅めや夕方には在宅していることが多くて。「最近こんなことがあって心配なんですが」という相談を受けることもあります。
そういう話を聞いて、ケアマネジャーや看護師につなぐのも、訪問PTの大事な役割のひとつです。

1日の終わり〜記録と振り返り

▼ 17:30〜18:00 記録・申し送り
全件終えてステーションに戻ったら、記録の仕上げと申し送りです。
訪問リハビリの記録は「何をやったか」だけでなく「利用者さんの変化・生活状況・次回の方針」まで書く必要があります。最初はこれが結構時間かかりました。慣れてくると30〜40分くらいで仕上げられるようになります。
気になったことはこの場でスタッフと共有します。「Dさん、最近食欲が落ちているみたいで。看護師さんに診てもらえますか?」という連携が、チームケアとして機能しています。
▼ 18:00 退勤
これが私の平均的な1日のスケジュールです。
残業はゼロではありませんが、病院時代と比べると格段に少なくなりました。サービス残業という文化もほぼないです。笑
訪問リハビリで働いてみて、正直どうか

最後に、率直な感想を書いておきます。
良かったこと
- 利用者さんの生活の変化を間近で見られる
- 「生活に根ざしたリハビリ」ができる充実感がある
- 一人ひとりとじっくり関われる
- 裁量が大きく、自分で考えてリハビリを組み立てられる
大変なこと
- 一人で判断しなければならない場面が多い
- 移動が体力を使う(特に夏と冬)
- 記録・調整などの周辺業務が思ったよりある
正直、最初は「一人で訪問する孤独感」みたいなものを感じていました。病院なら隣に先輩がいるけど、訪問先では自分ひとり。でも今はそれが「やりがい」になっています。

まとめ

訪問リハビリPTの1日、いかがでしたか?
改めて整理すると、こんな1日です。
8:30 出勤・朝ミーティング
9:00〜12:00 午前3件の訪問
12:15 昼休み
13:00〜17:30 午後4件の訪問
17:30〜18:00 記録・申し送り
18:00 退勤
「設備も道具もないのに、ちゃんとリハビリできるのか?」という不安は、私も転職前に持っていました。でも実際には、生活の場だからこそできるリハビリがたくさんある。それが今は一番の魅力だと感じています。
訪問リハビリへの転職を考えている方は、ぜひ一度、見学や体験に行ってみることをおすすめします。百聞は一見にしかず。スケジュールを眺めるよりも、現場を自分の目で見たほうがずっとリアルに伝わりますよ。
この記事が、あなたの「一歩」につながれば嬉しいです。
以上、こじろーでした!
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